ライデン瓶で電気をためてみよう
身近な材料を使った電気実験
ライデン瓶とは?
ライデン瓶は、18世紀にオランダのライデン大学で発明された電気実験器具です。
ガラス瓶の内側と外側に金属箔を貼り付け、そこに電気をためることで放電させることができます。
現代のコンデンサーの原型ともいわれています。
実験前の注意
ライデン瓶は強力な電気をためられるため、扱い方を間違えると危険です。以下の人は実験を行わないでください。
心臓に病気がある人
ペースメーカーなど医療機器を使用している人
妊娠している人
小さな子ども(乳幼児・低学年)
てんかんなど発作の持病がある人
また、必ず大人の監督のもとで行いましょう。
材料
プラスチックのコップ ×2
アルミホイル
細長く切ったアルミホイル(コップ間をつなぐため)
塩ビパイプ(ホームセンターなどで購入可能)
ティッシュペーパー(塩ビパイプをこすって静電気を発生させる)
作り方
プラスチックのコップ2つを用意し、それぞれ外側にアルミホイルを巻き付ける。
細長く切ったアルミホイルを2つのコップの間に差し込み、耳のように外側へ出して重ねる。
→ この「耳」が放電部分になる。
これでライデン瓶の完成。
実験の方法
塩ビパイプをティッシュでこすって静電気を発生させる。
充電された塩ビパイプを、アルミホイルの耳の部分に近づける。
何度か繰り返すことで、コップに静電気がたまりライデン瓶が帯電する。
たまった電気は指や金属を近づけると「パチッ」と放電する。
まとめ
ライデン瓶は単純な構造でありながら、電気のエネルギーを蓄えることができる不思議な道具です。
実際に作ってみると、電気の性質やコンデンサーの仕組みを体感的に理解できます。